EC-CUBEとスマレジ等POSレジやネクストエンジン、ZAICO、ロジクラとの連携
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急速に広がるPOSレジとEC-CUBE連携の可能性
店舗のレジが変わり始めています
近年、イオンや都内の大型ショッピングモールなどでも、iPadを使った会計処理を見かける機会が増えました。 従来のレジ端末に代わり、タブレット型POSレジが急速に普及しています。
POSレジ(Point of Sale)は、販売時点の情報を記録・管理する仕組みで、100年以上前に誕生し、今も進化を続けています。 かつては百貨店や大規模店舗向けの高価なシステムでしたが、現在ではiPad1台から導入できる手軽さが魅となり、個人店舗や小規模ショップでも活用が進んでいます。
🛠️ 主要なPOSレジサービス
- スマレジ:高機能で拡張性が高く、EC連携にも強い
- Airレジ:導入が簡単で、飲食・小売に幅広く対応
- ポスキューブ・USENレジスター:業種特化型のサービスも充実
これらのPOSレジは、商品登録・在庫管理・売上分析などの基本機能に加え、クラウド管理画面でのデータ分析やネットショップとの連携にも対応しています。
🔗 EC-CUBEとの連携で広がる運用力
現在、多くの実店舗がネットショップも同時に運営しており、POSレジとEC-CUBEの連携ニーズが急増しています。
- 在庫連動:店舗とECの在庫をリアルタイムで同期
- 受注・顧客情報の共有:POSとECの注文履歴や顧客データを一元管理
- 売上分析の統合:店舗・ECの売上をまとめて分析可能
この連携を実現するのが、API(アプリケーション連携機能)です。 近年のPOSレジサービスはAPI対応が進んでおり、EC-CUBEとの接続も柔軟に行えるようになっています。
🧩 当社の対応について
弊社では、これまでにもスマレジなどのPOSレジとEC-CUBEの連携構築を複数実施してきました。 POSレジの進化に伴い、今後も新たなサービスとの連携を検討・対応してまいります。
EC-CUBE × POS在庫管理サービスは
🧠 連携の基本的な考え方
EC-CUBEと外部在庫管理サービスを連携することで、在庫の二重管理を防ぎ、販売機会の損失を減らすことができます。 連携方法は主に以下の2つ:
- API連携:リアルタイムで在庫情報をやり取り。開発コストはかかるが精度が高い
- CSV連携:定期的なファイルインポートで在庫を更新。導入は簡単だがタイムラグあり
🔗 スマレジとの連携
- 用途:実店舗とECの在庫をリアルタイムで同期
- 連携方法:スマレジのAPIを使って、EC-CUBEの商品在庫を更新/注文情報をスマレジに送信
- ポイント:SKUの統一が重要。在庫変動のタイミング(販売・返品・入荷)に応じた処理設計が必要
🔗 ネクストエンジンとの連携
- 用途:複数モール・カートの在庫を一元管理
- 連携方法:ネクストエンジンのAPIを使って、EC-CUBEの商品情報・在庫・受注データを連携
- ポイント:商品マスタの整備が重要。EC-CUBE側のカスタマイズで自動連携の仕組みを構築するケースが多い
🔗 ZAICOとの連携
- 用途:シンプルな在庫管理をクラウドで実現
- 連携方法:ZAICOのAPIを利用して、EC-CUBEの商品在庫を取得・更新
- ポイント:小規模運用に向いている。手動更新との併用も可能で、柔軟な運用ができる
🔗 ロジクラとの連携
- 用途:倉庫業務と在庫管理を一括で効率化
- 連携方法:ロジクラAPIを使って、EC-CUBEの注文データをロジクラに送信し、出荷・在庫更新を連携
- ポイント:物流業務まで含めた設計が必要。納品書や送り状の自動発行なども連携対象にできる
連携設計の注意点
- 商品コード(SKU)の統一:連携の基盤になるので、事前に整理しておくことが重要
- 在庫変動のタイミング管理:販売・返品・入荷など、どのタイミングでどこに反映させるかを明確に
- APIの制限と仕様確認:各サービスのAPI仕様は異なるため、事前の技術調査が必要
まとめ
EC-CUBEと在庫管理サービスの連携は、業務効率化・販売機会の最大化・ヒューマンエラーの削減につながります。 貴社の運用スタイルや規模に応じて、最適なサービスと連携方法をご提案いたします。